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●●●商品説明●●●旧東独RFT製の中でも特に張り出し良好の L2503 16.5ｃｍフルレンジを新型BOXに収め、形式をA.R.U.付きと同等の良質低音が得られるダンプドバスレフとして十分なスケール感と質を両立し、音楽が軽快に生き生きと躍動するシステム、 ペア。

当BOXの構造等・・・新たに開発した定在波の発生が無いに等しい平行面のほとんどない形状とし、6半ユニットでも十分なスケールが得られる様に容積は30L程度と大き目に、形式をA.R.U.に引けを取らない良質低音且つ量感UPが得られるダンプドバスレフにする。主素材は、明るく明瞭な桧合板を使用。
ダンプドバスレフはネット上などに本格的な記事は見当たらず、よくわからないかもしれません。簡単に説明すれば、鋭い共振を「最適値」に抑えることにより低域の量感UPとともにバスレフ臭さのない自然な音色を得る方法、と言えば分かりやすいでしょうか。
その際活きてくるのがA.R.U.のチューニングテクニックでダンプドバスレフ・A.R.U.共に見よう見まね程度ではではまともなモノはできません。A.R.U.の様々なノウハウを持ち合わせているからこそ良いものを製作することが可能なのです。
なお、ダンプドバスレフはあまり出品していませんが製作研究は色々と行っています。

使用ユニットについて・・・旧東独RFTの製品は張り出しがやや弱いモデルが大半ですがこの L2503 は、12畳、16畳といった広い部屋でも音が痩せることはない張り出し抜群の高性能モデル。マグネットはつぼ型アルニコ。コーン紙は、旧西独製品の様にやや硬めでピンと張ったタイプ。もしかすると輸出用に開発されたモデルかもしれない。なお、旧西独製品でもこれだけ強く張り出すモデルは限られています。
余談ですが、敏感に反応するユニットほど低音の量感を引き出しにくく(例えばAXIOM80）、逆に鈍感なほど量感豊かな傾向があります。L29○○シリーズなどはその良い例でしょう。
「質」の判断が十分にできない初級者は、「鬼太鼓座がすごい弩迫力だ！！」といった具合に質の良し悪しよりも、低域の量感に圧倒、感嘆されやいようです。
このL29○○シリーズの開発背景は、残念ながら音楽再生での判断ではなく、発信機と測定器のみで作られたユニットではなかろうか。低音の質を判断するにあたりJAZZ・クラシックよりもロック・ポップスが判りやすいのですが、旧東独では洋楽鑑賞が禁止されていたことも災いしたのかもしれません。
音圧レベルは容易に測定可能ですが、「質」のデータ化は容易ではありません。その為、人の耳での判断が重要なのです。
ユニット外観状態は、正面外周に黒色塗装（BOXに装着すると見ない部分のため実用上問題ありません)、フレームに錆、端子の破損(ケーブル直結)がありますが動作に支障なく、他に明らかな不具合なく30～40年前のものとして概ね良好です。


気になる音色は・・・奏者に比較的近い位置で生演奏を鑑賞しているかのように非常に敏感に反応し、アタック感や音の弾け方が抜群、ストレス無しに音が矢の如く飛んでくる。特に生き生き躍動するJAZZを表現するにあたり、こういう音の出方は重要。オスカーピーターソントリオのライブ盤でのピアノの弾け具合など文句なし。定位、音場も正確かつ広大。
徹底チューン・ダンプドバスレフの効果でバスレフ臭さ皆無のリアルな再生音。中低域以下でのモヤモヤ感がなく生々しく自然に表現される、高解像度で附帯音が少なくリアリティーが一味違う。普通のバスレフとは似ても似つかない、A.R.U.付きと同等の良質低音。
ブラインドテストをすると形式を当てることが出来る人はいないかもしれない。製作者自身、A.R.U.付きと思ってしまう良質の低域である。
低域の質が良い証拠として、試聴音源の録音の良し悪しや雰囲気の違いが手に取るように判ります。これが普通のSPシステムだと多くの音源が不明瞭で同じように聞こえてしまう。
そして、JAZZロックポップスクラシックほかオールマイティーに何でもこなし、作曲者や奏者、歌手のその曲にかける想いや魂の叫びがちゃんと伝わってくる。目前で演奏しているように感じるため時間を忘れて好きな曲を次々と聴きたくなる。
ちなみに、特定のジャンルしか聴かないからといってそのジャンルを得意とする（癖のある）システムを使用すると購入直後は良いと思っていても、時間の経過と共に不満点に気づき、買い替えを繰り返す泥沼にはまってしまう。

RFT製品の多くはウエット傾向ですが、これはウエット過ぎず、様々なジャンルを無理なくこなしますのでこの点でも多くの方に受け入れられるのではないかと思われます。ウエットで大人しい音を好まれる方にとっては激しすぎるかもしれない？？ちなみに115SB、L2501、L2960PB等と同傾向。

再生帯域は、音楽を普通に楽しむうえで十分な周波数帯域(40～15.000Hz程度)が得られている。このBOXサイズ・ユニット口径で普通の密閉型なら200Hz付近からレベルダウンしますが、バスレフ動作により50～150Hz付近が増強されておりロックでのバスドラムや、クラシックで春の祭典のように強力な低域が含まれる楽曲であっても低域の量感不足は感じないことを確認しています。25～30ｃｍユニットを装着した密閉型に匹敵。
仮にこのシステムがA.R.U.付きであったなら質感は変わらずとも、低域量感はもっと薄いものになってしまいます。6半は、中高域の質が良く、高域も延びておりTWなしで使えるモデルが多く、低域の量感を補って1発でシステム化した方が良いように思いますね。なお、左右の特性差も実用上問題ない範囲に収まっています。

再生音量に関してピークで1ｗ程度の中音量(以下)で、あまり大きくせずにお楽しみ下さい。程々の音量が長持ちさせる秘訣。
アンプはあまり選びませんが、球・石問わず音と音楽が前に張り出し、音楽性豊かなモデルが好適。

仕様等凡そのBOXサイズ ：高45ｃｍ   天・幅26ｃｍ奥30ｃｍ  底・幅34ｃｍ奥34ｃｍ(端子除く）質量 ： 約7.5ｋｇ/本BOX表面：薄手着色ニス仕上げ。IMP.：8Ω  入力端子：シンプルで確実に締結できるねじ止めタイプ内部配線：WE単線吸音材も適量貼付。

ユニットは、個人的にコレクションしていた数十年前の物です、旧いものにご理解いただける方に。些細なことが気になる方や細部に亘り極上品をお望みの方は入札をお控え下さい。
音質は組み合わせる機器やソフトにより印象が変わることがあります、感じ方も個人差がある事をご理解下さい。完成品のため、機能追加など加工は出来かねます。本機は汎用箱ではなく、搭載ユニットに合わせてチューニングしていますので改造は薦めません。十中八九グレードダウンします。※6半用汎用BOXご希望でしたら別途製作出品します、価格は40,000円～。
不明な点などございましたら、気軽にお尋ね下さい。
［A.R.U. Laboratory 研究員・SINGLE AUDIO CLUB会員］

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