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自作の３極管(６ＡＣ５)シングルのステレオアンプを出品します。

ＧＴ管の３極直熱管６ＡＣ５は一般に馴染みが薄いようですが、浅野勇さんの「魅惑の真空管アンプ」に製作例があり、良い評価を与えておられます。私も３極直熱管６ＡＣ５は知りませんでしたが、浅野さんの記事に啓発されて製作したのが本アンプです。回路形式はダイナミック・カップルド・アンプと言うようですが、詳しくは分かりません。浅野さんの製作記事コピーを御参考までにお付けします。

浅野さんの製作記事はモノアンプですが、これをステレオアンプにしました。初段管はＧＴ管６ＳＱ７になっていましたが、手持ちの関係でＳＴ管の６ＺＤＨ３Ａにしました。また前段管は、６ＡＣ５の結合管として指定されたＳＴ管の７６で、整流管は東芝の５ＡＲ４です。出力管の６ＡＣ５はＧＴ管なので、２Ａ３や３００Ｂのような外観の立派さは有りません。しかし、コンパクトな机上アンプには控え目ながら、とても良いように思えます。浅野さんは、６ＡＣ５には２Ａ３にも増したアトラクティヴな音色が含まれている、と評されています。

使用したシングル出力トランスＨＳー５Ａ、電源トランスＰＴ１００及び２つのチョークコイルＣー１０－１００,Ｃー５－２００は、全て山水の製品で品です。アイボリーホワイトのシャーシの真ん中に出力トランスを縦に配列し、その両側にＳＴ管とＧＴ管とを配置しました。信号の流れに従って入力のＲＣＡ端子をシャーシ前面に設け、出力端子はシャーシ後面に設けました。また、１００Ｖのスイッチが入力側と近接するのを嫌って、当該スイッチをシャーシ上面の整流管付近に設けたため、オンオフ操作をし難くなりました。スイッチをオフする際は、熱い整流管に指が触れないよう御注意下さい。

シャーシ前面の丸形メーター(１００ｍＡ)は６ＡＣ５の電流監視用で、左右出力管の切り替えスイッチも設けていますが、私の根気が続かず未配線
本アンプの出力は大きく有りませんが、３極管らしいシットリした音を出していると思います。ハムやノイズは、私のオーディオシステムでは殆ど感じませんでした。なお、６ＡＣ５は余り出回っていないようですので、保守用に新古品の６ＡＣ５(箱はボロボロです。)を、２本オマケとしてお付けします。

ノークレーム・ノーリターンで御願い致します。評価の低い方の御入札に対しては、不本意ながら取り消させて戴くことが有りますので御了解下さい。また、他の出品物との同梱は出来ません。