このリトグラフは不思議な感覚の作品です。 既に３５年位一緒に過ごしてくれました。 もっとお若い新しいご主人のもとで、 ご主人に夢を与え続けてほしいと・・・ 願っています。 横　６８センチ 縦　８０センチ　　誤差ご容赦 光が当たっているのと、かすみ草のドライフラワーが 写り込んでいます。 昔、 銀座三越から歌舞伎座の方向へ3軒位行った処に、 「オリエント」と云う喫茶店がありました。 いつの間にか無くなってしまって・・・ そちらの壁には一面に、この作者の、 首の描かれていない女性の不思議なリトグラフが 沢山飾ってありました。 すべて、エレガントな貴婦人のよう感じられる作品でした。 当時、ハナ金（死語ですね）には、 仕事帰りに銀座に出ることもあり、 食事をしてからこの喫茶店に行くのは定番コースでした。 金曜友達女性がいました。 不思議な絵を観ながらお茶を飲んでいました。 しばらくして、 行きつけのリトグラフ屋さんに行くと、 オリエントで観たリトグラフの作者の 作品が展示されていました。 何か凄い縁だと、考えた末に購入しました。 そして、渋谷のウエマツで額装をしていただきました。 結構かかりました。 武田尚美さんの作品です。 この方の作品は多くはありません。 マニアックな方でないとご存知ないでしょう。 ですが、この絵の持つ雰囲気は、 どの道にも誘ってくれそうです。 　 広島県生まれ 　 日動版画グランプリ展出品。 　セントラル版画大賞展、学生賞受賞。 　 日本版画協会展 　 多摩美術大学大学院修了。 あの喫茶店「オリエント」、 あの時代は素敵な時代でした。 銀座で食事っていうと何処に行っていたのかなと、 今は思い出せないでいます。 たぶん、ドマーニ　か　江戸銀　だったと。 リトの価格はあって無きがごとし、 好まれるか好まれないかです。 余りにお安くするのは、作者に失礼と思っております。 同じような作品の価格に合わせて、 メルカリ様価格にいたしました。 自宅で飾っておりましたので、 額には少し傷や汚れはございます。 歳を重ねて少し大きいのは、 無理になりました。